日本の水は世界一安全と言われています。でも水道水を殺菌するために入れられた塩素によって、水がカルキ臭くなったり発ガン性のあるトリハロメタンが生まれたりしてしまいます。人が生きるためにもっとも重要な水を、毎日安心しておいしく飲むために、ぜひ浄水器の正しいじょうずな使い方を知っておきましょう。
1.浄水器を通した水は早めに使う
浄水器は、水道水の異臭味などを取り除くと同時に、安全な水を家庭にお届けするためにどうしても欠かせない残留塩素を取り除くので、浄水では殺菌力がなくなります。いったん浄水器を通した水は、早めにお使いになることが大切です。
2.浄水器のコックをじょうずに使う
食器などの洗い物に水をお使いになるときは原水コックに、飲用でお使いになるときは浄水コックにと、切り替えコックをじょうずに使い分けてお使いください。
3.朝いちばんの水は放流する
朝一番のご使用時には、給水管に残った水や浄水器出口付近の滞留水を排出(捨て水)してください。
詳しくは浄水器の添付説明書をよくお読みください。
4.取扱説明書などを目に付くところに置く
浄化した後の水の使用期限、滞留水の処理、カートリッジの交換時期などについての説明は、よく目立つ所にメモするなどしておくと便利です。浄水器本体に書き込めるスペースが付属している場合は、ぜひメモしておきましょう。
5.カートリッジの交換はお早めに
各ご家庭の使用水量や、水質、地域、および使用機種などによってカートリッジの寿命は異なりますが、おおよそ、
蛇口直結形、水栓一体形で2〜12カ月、
据置形、アンダーシンク形で1年くらい
の製品が多く見受けられます。詳しくはご使用の機種の表示をご確認下さい。
ご使用の機種に明記されている有効期限より早めに交換するようにすれば、いっそう効果的で、いつもおいしい水が飲めます。なお、台所の洗い物のはね水などによって汚れますから、浄水器本体や切り替えコックなどは清潔に保つようにしましょう。
カートリッジの交換を怠りますと、カートリッジの目詰まりによって水の出が悪くなったり、浄水器本体の故障の原因ともなったりして、浄水器本来の役目を果たさないことになりますので、そんなことになる前に早めの交換をお勧めします。
6.アンダーシンク形浄水器を使用する場合の注意
アンダーシンク形の浄水器をご使用になる場合の注意点につきましては、こちらをご覧ください。
●アンダーシンク形浄水器の使用上の注意点
●工事店様へお願い
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