ろ材で分けた浄水器のタイプ
最近では多くの家庭で浄水器が使われるようになりました。でもいったい浄水器とはどういうものなのでしょう。まずは浄水器とは何かということを確認していきましょう。
粒状、粉状、繊維状およびブロック状にした活性炭を使っている浄水器です。おもに活性炭のはたらきを利用した浄水器で、簡易型浄水器や、逆に多量の活性炭によって除去性能を持続させた大型の浄水器もあります。
ろ過膜(0.4〜0.01ミクロンの穴のあいた中空糸膜、平膜など)に水を通して、水道水に含まれる粒子類を除去し、活性炭で残留塩素や有機物を取り除きます。単一のろ材を使用したものよりも、複数のろ材を組み合わせて、相乗効果をもつ浄水器が多く出ています。現在使用されている浄水器の多くは、活性炭式+中空糸膜のタイプです。
活性炭式+ろ過膜式(中空糸膜)のタイプの浄水器は、活性炭層で残留塩素やカルキ臭、カビ臭の原因となる有機物、トリハロメタン、農薬などを吸着除去し、次のろ過膜で、鉄サビ、カビ、濁り、一般細菌などを除去します。この方式のよい点は、水のおいしさの元となるミネラル成分は除去しないというところです。 3. 逆浸透膜(RO)式
ろ過膜式で用いられる膜よりも、さらに小さな穴のあいた膜に圧力をかけて水を通過させ、いわば水と異物を分離する方法で、海水の淡水化や医療用に使用されるケースが多く、浄水器としてはアメリカなどで天然水の飲用水化として使用されている場合が多いです。
4. セラミック式
膜に対して、微細な孔をもつセラミックをろ材に利用した浄水器です。
【一般的な「活性炭+ろ過膜」式の浄水法】
活性炭層で残留塩素やカルキ臭、カビ臭の原因となる有機物、トリハロメタン、農薬などを吸着除去し、次のろ過膜層で、鉄サビ、カビ、濁り、一般細菌などを除去します。水のおいしさの元となるミネラル成分は除去しません。 |
■関連項目■ |
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