浄水器協会は、家庭用浄水器の正しい普及をめざす企業の団体です。

RO浄水器ここが知りたい!

RO浄水器でできた水にはどんな特徴がありますか?

RO浄水器では通常、RO膜以外にも活性炭フィルターなども使用して、原水に溶けている物質をほとんど取り除いています。そのため有害な化学物質がほとんど含まれない安全な水を得ることができます。

ただRO膜の性質として水に溶けているガス状のものは除去できません。他のイオン類が除去されているのに、水道原水に含まれている炭酸ガスは残るため、RO水はわずかに酸性を示すといわれています。

※酸性食品・アルカリ性食品と、水の酸性・アルカリ性とを混同することがよくありますが、これらにはまったく関係ありません。また身体が酸性になるのはよくない、アルカリ性がよいなどと表現する場合がありますが、これらは水の酸性・アルカリ性とはまったく関係ありません。

RO浄水器で排水が出るのはどうしてですか?

通常の浄水器では、すべての原水をろ過して浄水に変えますが、RO浄水器の場合はクロスフロー方式といって、原水は、RO膜(ろ過膜)に平行に流れています。膜を通過した水は浄水として取り出されますが、膜を通過しなかった(汚れを含んだ)水は排水となります。

この方式の場合、処理できる水量は少なくなるものの、RO膜の表面は目詰まりしにくく、初期の性能を長期間にわたって維持できるという長所があります。

RO浄水器でお湯を浄水することはできますか?

一般の浄水器が基本的にお湯を通すことができないように、家庭用のRO浄水器でもお湯を通すことはできません。

これはRO膜を含むそれぞれのフィルターや浄水器に使用している部材の耐熱性能によるためです。

なぜROモジュールの交換頻度が少なくて済むのですか?

ROモジュールは、半透膜のフィルムをろ材としています。通常、大きな粒子の不純物等は、前処理のフィルターでほとんどが除去され、前処理のフィルターで取り除けない細かい不純物をROモジュールでろ過しています。

「RO浄水器で排水が出るのはどうしてですか?」の項でご説明したように、RO浄水器はろ過の方法として、クロスフロー方式をとっており、一般的な浄水器と比べると目詰まりしにくい構造となっていますので、ROモジュールの性能を長く維持することができるというわけです。

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