NSF規格との共同研究

現在 世界的標準としての「浄水器」の規格基準はありません。それは各国ごとに水道事情や水道インフラが異なり、また水道水利用は国民の習慣があり一律に決まっていません。

例えば、ISOという世界的な産業規格基準が欧州を中心に定められ、日本も参加していますが、「浄水器」についてはありません。

これに対して、NSF規格はアメリカを主対象とした浄水器の規格基準で安全な水の確保を期して、アメリカの第三者機関により策定された規格基準で、アメリカEPA FDAでも参照されています。

地球温暖化に係る地球環境の大きな変化が飲用水の危機をもたらしていることに係り、今 世界でNSF規格が注目されています。

浄水器協会もNSF規格策定の検討に参画して共同研究をしています。

例えば、東日本大震災の時 水道水に混入した放射性ヨウ素の除去に関する浄水器の試験研究で研究しました。(NSF/JWPA Protocol P72)

今回は、水道インフラとして低水圧下における浄水器の能力試験規格の研究をして、アメリカのように水圧が高い国に於ける浄水器の試験に対して、低水圧の国に於ける浄水器の試験規格を立ち上げました。(NSF/JWPA Protocol P508)