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浄水器協会の環境への取り組み
使用済み浄水器カートリッジの燃焼実験についての環境影響に関する報告書
1.目的
使用済み浄水器カートリッジの処分方法として最も多いと考えられる、「燃えるゴミ」として捨てた場合、どのような環境影響が発生するかについて検討した。 なお、これまでの経緯として燃焼実験排気ガスについては実験と検討を行ってきたが、引き続き今回は焼却灰の分析に主眼をおいた実験を行った。
2.実験方法
浄水器協会に加盟している浄水器メーカーの蛇口直結式浄水器を3機種選定し、各メーカー(A、B、C社)のある場所(地域)にて、規定のろ過流量にてカートリッジの寿命まで水道水を通水したものと、新品(未通水)の物を各カートリッジごとに燃焼し、その焼却灰について分析を行った。 なお、焼却灰の分析には、昭和48年環境庁告示第13号に基づいて行った。
3.結果
@ A社
A B社
B C社
【参考】
埋立処分(陸上及び水面埋立)に係る判定基準(H7.10.2改正 総理府令51号)
4.考察
今回の実験の結果、新品のカートリッジについては、すべて不検出および検出限界以下という結果であった。 また、通水後のカートリッジについても、1機種、セレン又はその化合物の値が、0.010mg/Lという数値になっているが、判定基準が0.30mg/Lであるため、その基準以下であることから全く問題のないレベルと判断した。 なお、なぜ実験結果の数値が増えるのかについては、原因として水道水に微量含まれている物が蓄積された物と推察する。 こうした結果・考察より、使用済みカートリッジを「燃えるゴミ」で捨てられても、焼却場からの焼却灰が環境に影響を与えるレベルではないことがわかった。 なお、使用済みカートリッジをゴミとして出す場合は、お住まいのゴミの出し方に従っていただくことは原則とする。 |
■関連項目■ |
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