![]() |
(Aqua Renovation)
「家庭用逆浸透膜浄水器(RO浄水器)」規格基準 RO浄水器の規格基準策定に取り組んでいます
●RO(逆浸透)膜は、大規模な海水淡水化システムや飲用水確保のための浄水場施設に使用されてきました。
世界的にも水資源の危機が叫ばれている現在、RO浄水システムは、 これからの必要不可欠なテクノロジーとして非常に有望視されており、 家庭用のRO浄水器の普及も本格的にはじまってきています。
●こうした高い能力をもつRO浄水器だけに、品質の行き届かない商品が、
謳い文句ばかりを派手に喧伝され、浄水器全体の信頼をなくしてしまうケースも懸念されます。
●ここでは、RO浄水器を正しく理解して購入いただくために、浄水器協会の取り組みに
ついてお知らせします。
RO浄水器の規格と表示義務について
●家庭用RO浄水器は、家庭用品品質表示法の対象としてその性能品質などについて表示する必要があります。
●これはJIS S 3201に従って試験を行い、その結果に基づいて表示することになっていますが、(別記の品質表示例を参照)RO浄水器の特色を含め現在のJIS規格では、十分対応されているとはいえません。
●浄水器協会として、この問題を解決し、RO浄水器の品質・性能を正しく表示して、また表示内容についても消費者の誤解を生まないようにするために、今年3月を目処にJIS S 3201の改正作業を
進めています。
●これは「3規格+1ガイドライン」からなっていて;
@RO膜基本性能の試験方法
ろ材の基本性能であるRO膜を試験して、定められた一定の能力を持った膜であるかを確認します。
A家庭用RO浄水器の試験方法
一般浄水器試験方法に準じて試験を行い、その性能を確認する。
BRO浄水器の特定物質除去性能に関する試験方法
家庭用品品質表示法に規定されていない物質についてのRO浄水器の性能に関する試験方法。
CRO浄水器に関する表示のガイドライン
RO膜は多くの優れた性能を有しています。それだけに消費者の優良誤認などの誤解を生じないように、表示表現の注意点を記しています。
●2010年3月下旬を目処に、@AについてはJIS規格として公布されます。
BCについては、公的な規格や規則がまだ間に合っていませんので、それに合わせて確立させます。浄水器協会自主規格としては3月を目処に検討中です。 |
|
![]() |